変形性股関節症の知識

【変形性股関節症の知識】

 関節なび.COMでは、変形性股関節症の手術内容、運動療法、手術後のリハビリテーション・看護の負担についての解説しております。

リハビリは運動療法が基本

 変形性股関節症の手術後のリハビテーションについて見ていきましょう。
 術後のリハビリテーションは運動療法が基本です。
●お尻の中臀筋のトレーニング
●股関節まわりのストレッチング
●歩行器を利用しての歩行訓練
●装具(杖)を利用しての歩行訓練
 などのリハビリが一般的に行われております。

 医療機関によっては、リハビリ施設を完備している病院も多くあります。
 リハビリ施設がある場合、理学療法士が積極的にリハビリ指導をしてくれるでしょう。

 尚、股関節のリハビリのポイントは運動量を少しずつ徐々に増やしていく点です。

 メインとして取り入れたい動作としては
●股関節の外転
●股関節の内転
●股関節の伸展
 の3つの動作です。

変形性股関節症の運動療法【イラスト図】

 人工股関節置換術手術を受けた後の場合は、股関節まわりの筋力が落ちているので少しずつ各動作をゆっくりと行い、筋力低下による転倒防止対策を行っていくことが不可欠です。

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回復までの期間について

 基本的な運動療法によるリハビリテーションを終えると、杖をつきながら自分の力で歩行が可能な状態になってきます。
 この段階まで来ると基本的に退院となりその後のリハビリは通院で対応することになります。
 医師からは重力の負担が軽減される水中歩行などのリハビリテーションを進められるかもしれません。

 変形性股関節症のリハビリはゆっくりと一歩ずつ時間をかけて行う事が重要です。
 これは、人工関節は激しい動きや、転倒をした際などに脱臼してしまう事がある為です。
 焦らずにひとつづつ段階を得てリハビリテーションを積んでいくこと。
 個人差はありますが平均的に約1〜2ヶ月程度の期間で日常生活が行える状態にまで回復します。

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自宅で実践できる股関節のリハビリメニュー

 ここでは自宅で簡単にできるリハビリメニューを幾つかチェックしていきます。

 股関節のリハビリの目的は筋力トレーニングというよりも、まずは股関節周りの関節の可動範囲をしっかりと広げていくことからスタートしていきます。

 可動域を意識したリハビリメニューの実践によって、必要な筋肉もしっかりと強化されてきますので毎日少しずつ継続するようにしましょう。

【股関節の外転運動のリハビリメニュー】

股関節の外転運動のリハビリ図

【鍛える筋肉⇒大腿筋膜張筋:外側広筋】

@壁沿いに立ち片方の手をバランスをとる為に壁に添え、もう片方の手は腰に手を添えます。

A足をゆっくりと壁の反対側へ広げていきます。この際呼吸は止めずに膝を伸ばしたまま外側へ無理なく広がる範囲まで広げ、その地点で10秒間静止します。

Bゆっくりと股関節を意識しながら足を戻し@の姿勢に戻ります。

※片方10回で1セット。これを両足2〜3セットずつ行います。

【股関節の内転運動のリハビリメニュー】

股関節の内転運動のリハビリ図

【鍛える筋肉⇒大内転筋:小内転筋:長内転筋:短内転筋:薄筋】

@壁沿いに立ち片方の手をバランスをとる為に壁に添え、もう片方の手は腰に手を添えます。

A少し窮屈ですが「壁側の足」をゆっくりと逆足の前で交差するように壁の反対側へ広げていきます。この際呼吸は止めずに膝を伸ばしたまま外側へ無理なく広がる範囲まで広げその地点で10秒間静止します。

Bゆっくりと股関節及び太もも内側面の筋肉を意識しながら足を戻し@の姿勢に戻ります。

※片方10回で1セット。これを両足2〜3セットずつ行います。

【股関節の伸展運動のリハビリメニュー】

股関節の伸展運動のリハビリ図

【鍛える筋肉⇒大臀筋:中臀筋:小臀筋:半膜様筋:半腱様筋】

@壁に向かって立ち片方の手をバランスをとる為に壁に添え、もう片方の手は腰か壁に手を添えます。(自分がバランスをとりやすい配置)

A片方の足をゆっくりとお尻方向へ上げていきます。この際呼吸は止めずに膝を伸ばしたまま後ろ側へ無理なくあがる範囲まであげその地点で10秒間静止します。

Bゆっくりと股関節及びお尻のわまりの筋肉を意識しながら足を戻し@の姿勢に戻ります。

※片方10回で1セット。これを両足2〜3セットずつ行います。

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