変形性股関節症の知識

 関節なび.COMでは、変形性股関節症の手術内容、運動療法、手術後のリハビリテーション・看護の負担についての解説しております。

私生活の抜本的な改善

 変形性股関節症の治療は、進行状況が著しいなどの緊急時を除いては基本的に保存療法からスタートしていきます。

 保存療法で実践されるものは
●運動療法
●薬物療法
●装具療法
 の3つが保存療法の治療の基本となります。

 保存療法の基本的な概念は、
●私生活
 の抜本的な改善から始まります。

 尚、変形性股関節の治療では必ず医師から体重の増加に注意するように指導を受けます。

 これは平均体重を大きく超えてくる場合、純粋に重力の為、増加した体重が股関節に大きな負荷となってくる為です。

 股関節に加わる負担は出来る限り軽減させ、股関節周りの筋力を落とさないように治療を行なっていく事が前述した運動療法の目的のひとつでもあります。

 体重は毎日とは言いませんが、定期的にチェックする習慣を身に付け大きな増加がないように心がけましょう。

保存療法3つのポイント

 3つの保存療法のポイントを見ていきましょう。

 まず運動療法では、股関節まわりの筋力強化(特に中臀筋:お尻の筋肉)が重要となります。⇒中臀筋を使うリハビリメニューはこちら

 痛みがある場合は、歩くことを避けるようになったり、股関節の可動域を抑制させるように自然となっていくものです。

 その為、股関節周りの筋肉は徐々に衰えていく傾向にあります。

 この筋力の低下を予防するために運動療法では、筋力の維持をまず目指します。

 次に薬物療法では、関節内注射(ステロイド・ヒアルロン酸など)、内服薬、湿布などの消炎鎮痛剤を利用します。

 「関節液」を補充する事によって、軟骨の磨耗を防ぎ、悪化を防ぐことが可能となるためです。

 最後に装具療法では、杖などを使用し、股関節への負担の緩和、転倒による脱臼の防止を計ります。

 また、姿勢を保つ装具や、靴などを使用し足の長さを均等にするなどの調整を行う際にも装具療法が検討されます。

 保存療法は誰にでもできる治療法ではありますが、症状が改善するわけではない為、若干ストレスを伴う点を看護する側の家族の方は理解しておく必要があります。

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